奇心旺盛な「だいしん猫」が
家づくりの現場で感じたナゼ?どうして?をリポートする現場探訪シリーズ!
今回も家を建てる時に知っておいてほしい耳寄りな情報を
お伝えします。
3回目の今日は「壁の断熱材」について、とことん聞いていまぁす♪
だいしん猫:ねえねえ大工さん、壁にビニールに包まれて入ってる断熱材って、どんな効果があるの?
大工さん:やぁ!いらっしゃい♪いい所に気が付いたね。そうだね一つ一つビニールに包まれているね。中に入っている断熱材は高性能グラスウール、それを包んでいるビニールは防湿フィルムって言うんだ。高気密の事は前回も話したけど、この高気密の施工をする時に気を付けないといけないのが、壁の中でおこる「内部結露」なんだ。たとえ少しの湿気でも壁の中に入ってしまうと、その湿気は逃げ場がないので中で結露してしまうんだ。だいしん猫くん結露は判るかな?
だいしん猫:うん。寒い時期に窓ガラスに水滴が付いてるよね。あの現象のことかな。
大工さん:そう。あれが壁の中でおきてしまうんだ。フィルムに包まれた断熱材をよーく見てごらん。私達は「耳」と呼んでいるけれど、断熱材のフィルムにフチが付いてるんだ。断熱材を柱と柱の間に埋め込み、フチ(耳)は室内側にしっかり出した(柱にのせる)状態にして、その上からボードを張って押えるんだ。室内からの水蒸気が壁の中に入らない様に、防湿層の役割をしているんだよ。しっかりと気密する事で湿気の侵入を防いでいるんだね。
だいしん猫:なるほどね~!断熱材を入れる工程一つとっても、慎重で丁寧な作業が必要になるんだね!ありがとう。今回も勉強になりました♪
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