奇心旺盛な「だいしん猫」が
家づくりの現場で感じたナゼ?どうして?をリポートする現場探訪シリーズ!
今回も家を建てる時に知っておいてほしい耳寄りな情報を
お伝えします。
6回目の今日は「断熱材のセルロースファイバー」について、とことん聞いていまぁす♪
だいしん猫:お久しぶりです!大工さん元気だった?ところで、この大きな塊はなぁに?
大工さん:やあ!ホントに久しぶりだね♪だいしん猫くんは変わらず元気そうだね♪これはセルロースファイバーと言って新聞紙を細かく裁断したものなんだ。断熱材として使うよ。よーく見ると文字が見えるよ♪
だいしん猫:ホントだ!文字が見える!新聞紙を再利用した断熱材なんだ。地球や人に優しいね♪これをどう
やって使うの?
大工さん:今は圧縮された状態なので、これをほぐしながらブロアーと言う機械を使って屋根裏まで送って、雪を積もらせるように、隙間なく敷き詰めていくんだ。
だいしん猫:なるほどね!この方法だと隙間ができにくいね。他にはどんな良い所があるの?
大工さん:紙が原料なので湿気を吸って、結露やカビの予防にもなるよ。紙だと燃えやすいイメージが
あるかもしれないけど、難燃剤の「ホウ酸」を加えることで熱に強く、たとえ燃えたとしても表面が黒く焦げる(炭化)するだけで、燃え広がらないんだ。あとホウ酸には、ゴキブリやシロアリなどの害虫を寄せ付けない効果もあると言われてるんだよ。
だいしん猫:へ~!セルロースファイバーってすごいんだ!でもデメリットもあるんでしょ?
大工さん:そうだね。良い所がたくさんのセルロースファイバーだけど、他の断熱材に比べると価格が高めなんだ。断熱以外の利点がたくさんあるから、そこを考慮すると一概に高いと言えないけどね。あと、専用の機械や専門の職人さんも必要になるね。
だいしん猫:そうか。総合的に判断してどんな断熱材を使うか決めていかなくっちゃね。今日もとても勉強になったよ。ありがとう♪