省エネ法が改正され、省エネ基準が2020年度までに義務化されます。
基準に適合した、高気密高断熱の家は夏涼しく、冬暖かく、そして光熱費も安くなり快適な生活がおくることができます。
しかし、良い家はと問われた時に決して、高気密高断熱の家が一番良いとも限りません。
家を造る目的は快適な生活を送るためのみではなく、家族が集って思い出の残るような生活の柱にしていただく。
それが本来の目的にもなります。
友人が遊びにきやすいような家、楽しい語らいのできる場であり、子育てをする場でもあるのです。
家族と過ごした思い出を積み重ねられる家が良い家というふうに私は思っております。
今後国の政策で省エネの基準が数値化され、認知されていくようになってきます。これは、良いことで、有名メーカーの造る家と、地域の工務店が造る家は性能だけをとってみると同じであるということが数値で表すことができます。
しかも、良い家というものは数値で表すことができません。当然のことにもなりますが、人それぞれ価値観を持っているからです。良い家を造るには、お客様と建築士が話し合いお客様の想いを汲み取りながら、プロとしての提案を交えて、創り上げていくことによって、初めてあなたにとっての良い家ができるのです。
私の尊敬する建築士の先生が言った言葉に、
「家に呼ばれて、いつまでもここにいたいと感じられる住宅が住まいの極地だ」
といった言葉があります。
つまり、私の考える良い家とは、高性能な高級住宅ではなく、
『住む人と造る人との心の込もった家』ということになると思っています。
あなたがもし家を建てることを検討されているのであれば、
「あなたの考える良い家とはどのようなものなのか?」
これについてしっかりと考え、後悔のない家づくりをしていただきたいと思っています。
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