家を建てる時には土地が必要になります。

実家を建替えたり、持っている土地に家を建てる場合は、土地を手に入れる必要はありませんが、土地探しから家づくりを始める方は、まず不動産屋さんにいくという方が多くいらっしゃいます。

しかし、土地の見方がわからないまま不動産屋さんに行くのは、とても危険なことです。
その理由はお互いのゴールが違うからです。
不動産会社は土地が売れれば利益になるので、土地を売ることが目的になりますが、あなたは土地を手に入れるのが目的ではなく、理想の家を建てることが目的のはずです。

・土地にお金をかけすぎて家に使える予算が少なくなってしまった。
・法律の規則が厳しくて思った大きさの家が建てられなかった。
・土地は安かったが、造成費や上下水道の引き込みに費用がかかった。

など、いろいろなミスマッチが起こりやすくなります。

では、どうすればいいのか?
土地を決めるよりも、家を建ててもらう会社を先に決めることで、家づくりの失敗を減らすことができます。
建ててもらう会社が決まっていると、希望の土地にどんな家が建つのかアドバイスをもらえますし、条件が悪いと候補に入れていなかったような土地でも家の設計次第で、希望の家が建てられるかもしれません。
住宅会社は、あなたの理想に沿った家を建てることが仕事なので、土地だけでなくそこに建てる家のことについて相談することができます。

加えて土地情報で知っておいて欲しいことがあります。

土地情報というのは、土地を売りたい方が不動産屋さんに頼んで、情報誌やサイトに公開する方法が一般的です。
ですから、数社の不動産屋や、住宅会社に頼んでも同じ情報しか入ってこないのです。

あなたが建てたいと決めている地域があれば、その地域で活躍している地元の住宅会社に頼むのも良いでしょう。
地元の情報と人脈がありますので、公開されていない土地情報を持っていることもありますし、土地の持ち主さんとの交渉もしてくれるでしょう。

家を建てるために土地を購入する際には、家のことを相談できる人を味方につけることが一番大切かと思います。

是非、あなたもこのことを念頭において土地探しを始められてください。